ロードブロック

Ultra Pretenders   Roadblock

ウルトラプリテンダー:陸上部隊指揮官・ロードブロック
「恐れを示す事は敗北を意味する」

常に騒乱を求め戦場の最前線を駆け抜けるディセプティコン
鋼鉄製タイヤで全てを押し潰し、破壊の機関車と恐れられている。




1989年に海外で発売されたウルトラプリテンダー・ロードブロックを紹介します。

3つのビークル&ロボットを組み合わせて遊べるプレイバリューの高い玩具です。

よければ続きをどうぞ。







ウルトラプリテンダーは3つの形態に分かれています。
大型ビークル・アウターシェル・インナーロボ(説明書ではタンク・フィギュア・ロボットと表記)。
またプリテンダーシェル・インナーロボットは全てビークルに収納可能。

まず収納状態から紹介していきます。




ロードブロック・大型ビークル形態
アウターシェル・インナーロボットが持つ武器も外側に装備できます。

前。


横。



後ろ。


なかなか凝ったデザインのSFビークル。ゴチャッとしたディティールがたまりません。
ちなみにタイヤのホイールは金プラなので取り扱い注意!

前部のバケットは可動します。








・アウターシェル




ビークルを開くと・・・

プリテンダーシェルが収納されています。

つま先を立たせて・・・

背中のヒレを起こし・・・

バイザーを上げてアウターシェルの完成。



ロードブロック・アウターシェル形態

エイリアン風のアウターシェル。
どこかTFっぽくない雰囲気を漂わせています。



顔アップ。
かなり凶悪なデザイン。

バイザーを外した状態。
表面がザラザラしてるのは仕様です。

前。

横。


後ろ。



ビークルから2丁のレーザーライフルを外し手に持たせる事ができます。

手は二重間接。よく動きます。
背中のヒレは翼として出す事もできます。


あと、シェル自体は金プラを仕様していません(重要)。
破損や劣化の心配は少なそうです。





あとシェルを出した後の中身。









・インナーロボ

プリテンダーシェルからインナーロボを取り出します。


シェルの背中を開いて・・・


取り出しつま先を立てて完成。



ロードブロック・インナーロボ

本体の半分以上がラメ入りの金プラです。破損の可能性大。



顔アップ。鼻の無い?デザインになっています。
なかなかかっこいい。


前。


横。

後ろ。

ライフルをビークルから取り出し持たせる事ができます。
持たせる時も破損注意。無理矢理持たせるとビキッといきます。

背負わせることも可能。この時も破損注意。



プロポーションはかなりいいと思います。
ただ素材が砕けやすい金プラなのが不安。






ここからトランスフォーム編。



まず大型ビークルから。
上部に設置されている二連キャノンを起こします。
一応これもトランスフォーム・・・?

二連キャノンを起こすと床面に凸ジョイントが現れるので・・・

インナーロボの足を設置させることができます。
なお二連キャノンには持ち手部分がないのでそれらしく腕を添えてるだけです。


フル装備。








次にアウターシェル。



つま先を寝かします。

腕をたたみバイザーを降ろします。

腕を後部に回します。

脚を外側に曲げます。



ひっくり返して腕にライフルを付けてトランスフォーム完了。



・亜高速ウィンドクルーザー形態

エイリアン風ジェット・・・と書くとなんだかよくわかりませんがなかなか格好良いです。
ネジ穴が目立つのがちょっと残念かな?



インナーロボを登場させる事が可能。これがまた楽しいです。
乗せる時は破損に注意(こればっかり)。



着陸脚などはありません。まぁエイリアンジェットですし。
アウターシェルで遊ぶのが一番楽しいかも。







最後はインナーロボ。


まず腕を上げます。
腕を上げる際は、ちょっとでも可動が渋いと思ったら胴体後ろのネジを緩めてやりましょう。
少しはストレスがなくなります。

つま先を寝かし、腰部分から2つ折りにします。


武器を設置しトランスフォーム完了。


2連ライフルの間の板は試作品の段階では無かったのですが強度の問題で付けられたようです。
おかげでディセプティコンマークが隠れてしまっています。

横。キャタピラの細かい所も抜かりなくデザインされてます。









3体揃えて。
それぞれのデザインや色はバラバラですが、それもプリテンダーの魅力!




他のTFと比較。
インナーロボットはEZコレクション&サイバーバースと同じくらいの大きさ。



箱。
金色がまぶしい!

パッケージアート。
インナーロボが全身金プラっぽい・・・



上部の玩具写真。
試作品を使用しているので色も変形機構も違います。
しかし金プラ成分多そう・・・


箱横。



箱後ろ。
活躍予想図とテックスペック。

よく見るとインナーロボのデザインも違います。
ここらへんはトランスフォーマージェネレーション2011vol.2に掲載されているメカニックデザイナー・斎藤まさかつさんのTF開発画稿を見て頂ければよりいっそう楽しめると思います。


テックスペック。


あと説明書のロードブロックの絵。悪そう・・・






ビークルはサイズさえあればなんでも収納できます。
KRE-O基地にしてもいい感じ。






ロードブロックといえば活躍の場が極端に少ないのですが
その少ない中でも特に印象に残っているのが市川裕文先生の同人誌「トランスフォーマーズ・クロニクル」。
ディセプティコンの陸軍司令官という設定でスタースクリームが居候していたりとなかなか苦労してる様子でした。
近年のIDWのコミックで登場したようなのでこれをきっかけにどんどん活躍してくれれば・・・


とにかく遊びがいのあるロードブロック。プリテンダー後期の製品だけあってギミックも完成度が高いです。
でも金プラのインナーロボには要注意!


以上、ウルトラプリテンダー・ロードブロックでした。